鍼(はり)治療について

●ステンレス製の鍼(長さ約40mm~80mm、太さ直径0.10mm~0.36mm)

 

 きわめて細い鍼を経穴(ツボ)に刺入します。刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の金属或いは合成樹脂製の筒を用いて無痛で刺入します。

 

 経穴(ツボ)に刺入した鍼は一定の刺激(鍼を上下したり回旋、振動させたりします。)を加え直ぐに抜く方法と10~15分間置いておく方法があります。

 

 また、刺入した鍼に、微弱な低周波パルス通電をする場合もあり痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果があります。

 

 その他、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたする方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜尿症,夜泣きなどに効果があります。

 

 なお、当院では一回限りで使い捨てのディスポ鍼・ディスポ鍼皿の使用により感染症の心配は有りませんので安心です。

 

 また、当院では、刺さない鍼も導入していますので、不安な方は教えてください。

灸(きゅう・やいと)治療について

●艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で一般的に「やいと、お灸」と言われております。

 

 その方法は『艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸』と『艾と皮膚の間を空けて行う間接灸』とに大別されます。

 

 直接灸の艾の大きさは糸状,米粒大の細いものから小指大のものまでありますが、現在ではあまり熱い刺激を好む人は少なくなりました。

 

 施灸後は、皮膚に水泡が出来たり灸痕が残ることがありますので予めご承知置き下さい。

 

 間接灸は、艾と皮膚の間に空間を作ったり、味噌、薄く切った生姜・にんにくなどの熱の緩衝材を入れて温和な熱さにしておりますので気持ちの良いものです。

 

 その他に、刺入した鍼の頭にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みも実用化されています。

 

 施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、当院でもご相談ください。

その他の治療について

当院では、患者さんの改善のため、鍼や灸だけでなく以下の事も状態に合わせて行います。

 

・美容鍼灸

・刺さない美容鍼灸 

・遠赤外線照射

・低周波鍼通電

・吸玉(カッピング)←休止中

・テーピング

・ストレッチ指導

・予防、改善運動の指導